「コミュニティバス」+「まちづくり」
我々が行っている取組みです。
よそ様の同じ事業(取組み)を知ることはとても大事です。
他の取組みを知ることこそ己を知ることだ。
ただ、民間のコミュニティバス運営の事業者が なかなかないことから
知るチャンスがないということが、とても残念。
また、我々が運営しているコミュニティバス「キララちゃん」は
「地域通貨券」の取組みを導入しています。キララ券です。
運賃100円から150円に値上げをしたことと同時に
土浦市中心市街地の変革、商店街の減少、
いろいろな要因が重なり地域通貨券の利用が減少してきました。
中心市街地の商店でお買い物をしましょう!が、この取組みの狙い。
しかし、地域通貨券の利用客の傾向をみると
カスミ駅前店、カスミ高津店、ピアタウン、コープ生協
と、大型店での利用が圧倒的に多いことが、当初から現在に至ります。
中には、心無い利用客による不正利用もあり、
協賛店さんが頭を痛めています。
今年度、一年間にわたり「徹底的に地域通貨券を見直す!」というテーマで
事務局、役員会、理事会で協議を続けてきました。
そして、年度押しつまるこの2月の先日。
コミュニティバスの先駆け武蔵野市の「ムーバス」
地域通貨券の先駆け「アトム通貨」と「むチュー券」の3団体を
訪ねました。
土浦駅から常磐線に乗り、山手線で大塚へ。
都電荒川線に揺られて早稲田に到着。
「早稲田こだわり商店会」会長の安井氏にお話を伺いました。
アトム通貨はご存じの方も多いかと思いますが
手塚治虫氏の作品「鉄腕アトム」がモチーフ。
コレクターが購入することでも有名です。
やはり、キャラクターの知名度が大きいだけあって
壮大な取組みのようで、
「上を見ればきりがない」的な比較対象のような気もします(笑)
西早稲田商店街を歩き早稲田大学を拝み、東西線で吉祥寺まで行き、
ムーバスに乗車します。
日本のコミュニティバスの先駆け。
敷居が高くて今まで乗れなかったムーバス(笑)
女性の乗務員さんでした。
うらやましいです。(やっぱり大型2種とろう!と、決心する私)
まじ?
とっさの時の「傘(神)頼み」
これ、いいですよね。
以前からやろうと思っていてやらない怠慢さに反省。
バス停から徒歩10分。武蔵野市役所に到着しました。
ムーバスについて武蔵野市都市整備部交通対策課の皆様が
丁重なお出迎え(ご対応)をしてくださいました。
人口は土浦市とほぼ同じですが、人口密度が10倍ちょっと大きいことが
乗降数の多さを示しています。
やはり、ズバリ!人口密度です。
バス停ごとの乗降数は年に1度の外注調査を指標としているようですが、
土浦では毎日毎便の乗務員記入による乗降日報をデータ化しています。
やりすぎかしら?(・・・・)
それにしても担当の沖さん。とっても可愛い女性でした。

時間も押しつまり、タイトなスケジュールをこなす一行は
次なる目的地に飛びます。市役所前のバス停には、
土浦とは違って、路線バスがバンバンとやって来ます。
関東バス三鷹行きに飛び乗り、武蔵野市中央地区商店連合会さんへ。
到着予定時刻をはるかに超えていたにもかかわらず、皆さん
笑顔で迎えてくださいました。
武蔵野市の地域通貨券「むチュー券」を運営している会長さん。
協賛店さんでお買い物やボランティア活動をしてスタンプを集めます。
総額1万円で、100円のむチュー券。これに比べると
土浦のキララ券は1,000円以上のお買い物で100キララ。
「すごいですね!!太っ腹な商店さんばかりだ!」とビックリ( ゚Д゚)
そうなんだー。と、今更ながら我々も( ゚Д゚)
「いろーんなことをやってきましたよ。武蔵野市の活性化を目的に。
協賛店はもちろん、地元の銀行も年金支払い窓口でむチュー券を配布してくれたり、
市営プールで使えたり。でも、もう限界かな?なんて、思っています。」
思い切り、共感!!

「これからは、商店街の縛りを取っ払って
面白いことやりたい人、この指止まれ!で、
やりたい人を集めてやったらいいんですよ。
我々は、これからの未来ある子供を地域で育てていくためにも
子供を見守りながらのまちづくりをしていきますよ。」
同じ苦労をしてきている方の本音を聞けて、なんだかホッとしました。
ここに仲間がいるんだ。とも思い、涙が出そうでした。
「地域通貨券」というちっぽけな紙切れ(笑)を通して
繋がりができたことに感謝です。
本当にありがとうございました。
笑顔で記念撮影です。
すっかり、どっぷりと日が暮れて、土浦まで帰るのがいやになっちゃう。
ということで、
長旅を癒すお酒をちょっとだけ飲んでから、常陸の国へ帰りましょう!
これこれ

これは外せない

っしょ。
「乾杯!実りある視察でした

」
お江戸日本橋で、ちょっとだけよ(笑)